困ったことだ hot potato 2004 9 2
株式投資は、売るのも買うのも自由です。
これは、「投資の自由」と言えるでしょう。
しかし、安定性も考慮すべきだと思います。
下の図のような日足チャートを見て、どう思うでしょうか。
一般の人は、「これは、いい動きだ」と考えるかもしれない。
多くの人は、日中は仕事があるので、
このようなチャートは、夜、見ることになるでしょう。
そして、「これは、いける」と判断して、買い注文を出すかもしれない。
結果は、どうなったか。
それが、下の図です。
多くの人にとって、予想外の結果になったでしょう。
こうした動きに対応できるのは、午前9時前後に、相場を見ていられる人です。
たいていの人は、仕事を始めているか、朝の打ち合わせをしているでしょう。
これでは、一般の人は、こうした相場の動きに対応できないでしょう。
もう少し、一般の人に配慮した相場の動きになってほしいと思います。
プロやベテランの投資家ならば、
こうしたチャートを見た時、
「急騰しすぎた。翌日は、利益確保の売りが出るだろう」と判断できますが、
一般の人は、多くの経験を積まないと、無理でしょう。
株式市場において、「多くの経験を積む」とは、
人によっては、高い授業料を払うようなものでしょう。
これでは、株式市場から、一般の投資家がいなくなってしまいます。
また、昨年の初めのように、プロの投資家や投機家だけになってしまいます。
もう少し、一般の人に配慮した相場の動きになってほしいと思います。